昨今、テレビやインターネット・SNS等を賑わす、度重なる異物混入事例は毎年多くなっております。
原材料製造段階での不良や、従業員による作業ミスまで、さまざまな要因があげられています。
食に関する事件が相次いで発生・報道され、消費者の安心・安全に対する要望が高まっています。
弊社ではリスク軽減の取り組みの一つとして、入室管理システムとネットワーク監視カメラを導入致しております。
入室管理システム
全エリア共通
全従業員にICカードを配布し、カードなしでは工場内に入ることはできません。
『入退室管理システム』で出入口をガードし、外部の人間をシャットアウト。
カードにセキュリティレベルを設け、重要箇所へのドアのアクセス規制、履歴のない入室の拒否(アンチパスバック)、決められたルートでドアを通過しないと、入退室の拒否(ゾーンルーティング)、時間帯によるアクセス規制などの管理システムを構築しております。
製造エリア
製造エリアに入る際に、生体認証として「虹彩認証システム」を導入しております。
虹彩と顔の登録時に、貸与ICカードに生体認証情報を関連付けされます。
ユーザー身長に合わせてレンズユニットが自動的に追尾、高さの調整は必要ありません。
個人情報データ提供同意書は、管理サーバ内に電子データとして保管します。
個人情報を消去した際は、消去した旨を証明する証明書印刷が可能です。
ネットワーク監視カメラ 全153台を導入
ネットワークカメラを活用して、誰が入室・退室したのか、また、不審な動きをしていないかなどを工場内のカメラ全台、24時間・180日間映像保存しています。
製造ラインを中心とした作業員の行動監視及び商品の状態監視をしています。
食品工場に求められている食の安全を維持するための衛生管理、
異物混入事故の防止に役立てています。
製造ラインの中で発生する装置の異常や事故について早期発見ができ、
また記録映像による発生状況の調査/分析が可能となり再発防止に利用しています。
従来、人の目に頼っていた工程をカメラで代用することにより、コストの削減や限られた労働力の有効活用に繋げています。
従来のフードセーフティの考えにフードディフェンスという考え方をプラスし、入退室の記録、監視カメラの設置、私物持込制限、薬品、劇物の管理など、リスク低減に向けた取り組みを進めています。
当然、ハード面だけでなく、従業員教育、マネジメントシステムの構築等のソフト面での対策も、社内会議等を通じて、進めています。
この様な取り組みを通じて、本社工場では2016年7月にFSSC22000の国際規格を取得。
これからも、私たちの企業理念である”安心と価値を包む”を具現化するため、従業員一同、意識を高く持ち企業努力に努めてまいります。